株式投資を始めてみようと思っても、わからない言葉が多すぎますよね。
私もわからない言葉だらけで、「無理!!」となりました。
でも、大丈夫です。
私のような特別な才能もない平凡サラリーマンが今は株式投資をしています。
株式投資とは、会社に対して投資するわけですから、会社の業績には注意しなければなりません。
そんな時に見るべきものが、損益計算書です。
大切なお金を投資するわけだから、儲かっている会社に投資したいですよね!
そして、会社が儲かっているかどうか理解できないと、大切なお金を失ってしまうかもしれません。
ということで今回は、知識ゼロで初心者の平凡サラリーマンでも理解できた損益計算書の見方に
ついて説明します。
これがわかると、
そもそも何?損益計算書とは?
損益計算書とは、特定期間における会社の経営の成績表のことです。
簡単にいうと、1年間でいくら利益をだしたかということです
財務状況なんて言ったりしますよね。
貸借対照表(BS)とキャッシュフロー計算書
については、別の記事を書きますね。
これがわかるようになると、会社の利益が本業と本業以外のどちらから
出ているのかわかるようになります。
株を買うなら、しっかり利益をだしている企業に投資したいですよね!
ちなみに、損益計算書は、会社の成績がわかるので、経営者の経営判断に使われたり、
銀行の融資の際にチェックされます。
これだけ覚えれば大丈夫!損益計算書の5つの利益
損益計算書とは、収益と費用と利益(または損失)の関係を表しています。
実際の損益計算書をみるとわからない言葉が多くて
無理!!つらい!!
となってしまうかもしれません。
私がそうなりました。
でも大丈夫です。
知識ゼロの平凡サラリーマンでも理解できました。
損益計算書で覚えるのは、下にある5つの利益です。
たった5つなので、わかってしまえば簡単です。
ちなみに、当期純利益はシンプルに残ったお金だから
実際には、4つを理解すれば大丈夫です!
図解にすると、5つの利益の関係はこんな感じです。
それぞれの利益の意味と関係がわかると、損益計算書が読みやすくなりますよ。
売上総利
売上総利益とは、売上高から売上原価を引いた利益です。粗利益とよびます。
売上総利益=売上高-売上原価
売上総利益は本業の利益のことで、粗利ともよんだりしますね
例えば、コーヒーの販売が本業のお店で、原価50円のコーヒーを100円で売るとします。
そこで1杯売れたとすると、50円の利益がでます。
これが売上総利益です。
営業利益
営業利益とは、売上総利益から販売費と一般管理費を引いて算出した利益です。
営業利益=売上総利益-販管費 (販売費と一般管理費)
=売上高-売上原価-販管費
なんか難しくなりましたよね!
よくわからない言葉がでましたよね!
一般管理費とか。でも、大丈夫です。
販売費と一般管理費をまとめて販管費とよばれます。
例えば、コーヒーを売るとすると、人を雇ったり、店舗や場所、光熱費、広告・宣伝費
などのお金がかかります。
これらの、販売するための間接的なコストを販管費といいます。
こんな感じで覚えておけば大丈夫です。
つまり、売上総利益から売るためのコストをひいた利益です。
経常利益
経常利益とは、本業で得た営業利益(本業で得た利益)に、本業以外で生じた利益と
費用を加算したものです。
経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用
経常!?となりませんか?
私がなりました。
しかも、難しい言葉が増えてきましたけど大丈夫です!
経常とは一定の状態で続くことです。
つまり、経常利益とは、本業と本業以外に継続的に発生する利益のことです。
例えば、本業以外の利益は、株の売買や、不動産、預金の利息などで発生する利益のことです。
逆に本業以外の費用は、借入金の利息などです。
営業利益、営業外収益、営業外費用と難しい言葉で、混乱しますが、
「本業と本業以外の損益を足したもの!」
と覚えておけば大丈夫です。
まずは、ザックリこんな感じ!と覚えれば大丈夫です。
税引前当期純利益
税引前当期純利益とは、経常利益に突発的な臨時の利益と損失を加算した利益のことです。
税引前当期純利益=経常利益+特別利益-特別損失
経常利益は、本業で得た利益と本業以外の利益と損失を
加算したものでしたよね。
特別利益と特別損失とは、突発的に発生した利益や損失のことです。
例えば、飲食店を経営していたとして、「キッチンが故障してしまった!」
とか、「固定資産を売却した」といったことです。
当期純利益
当期純利益とは、税引前当期純利益から法人税等を引いた最終的な利益です。
当期純利益=税引前当期純利益-法人税等
漢字が多くてキツイです。
つまり、当期に発生した全てを計算した最終的な利益です。
ちなみに、法人税等とは、法人住民税、法人事業税とかあるようです。
難しいので「当期純利益は、シンプルに残るお金!」
と覚えれば大丈夫です。
まとめ
今回は、損益計算書に書かれている5つの利益について説明しました。
これがわかれば、会社の経営の成績表が見れるようになります。
株式投資をするなら、見方が
わかるだけで全然違います
なんといっても、「難しそう!」といったイメージが変わると思います。
株式投資は、会社に大切なお金を投資するわけですから、経営状態を
知ることは大切ですよね。
そして、損益計算書の基本を覚えたら、次のステップに進みやすくなります。
例えば、「売上高営業利益率」「売上高経常利益率」「ROA(純資産利益率)」
「ROE(自己資本利益率)」についてです。
難しそうな言葉が多いですが、損益計算書の見方の基本をわかっていれば、
次のステップを理解するハードルが下がります。
今回は損益計算書を読む基本でしたが、次のステップになる、平凡サラリーマンが
理解した、投資をする際の損益計算書のみるべきポイントについては、別の記事で
説明したいと思います。
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