株式投資を始めてみようと思っても、わからない言葉や覚えることがたくさんありますよね。
私も株をやってみたいと思っていたけど、右も左もわからず、何を覚えたらいいのか、何から覚えたらいいのかわかりませんでした。
それに、わからないまま投資を始めてみて、自分の大切な資産を簡単に失ってしまうのではないかと不安を感じていました。
株を始めてみると必ずでてくるグラフのようなもの、これが株価チャートです。
株に興味をもちはじめると、チャートという言葉を聞くようになります。
株価チャートとは、株価をグラフで表したもので、株の値動きがわかります。
チャートを始めて見た時、
・なんだか難しそう。
・初心者には難しい世界で、自分が投資を始めてみても損をしそう。
・特別な才能がないと、こんなグラフを見てお金を儲けるなんて無理じゃないかな。
・グラフみたいのムリ!
こんなふうに思いませんでしたか?
私がそう思っていました
株を売り買いするタイミングは重要です。
チャート見ることができないと、買うタイミングを間違えて、高い値段で買ってしまったり、もう少し待ってから買えばよかった!なんてことがあるかもしれません。
ということで、今回は初心者の私が理解できたチャートの見方の基本を説明します。
これがわかると、
・チャートを見た時に、「自分には無理だな」という拒否反応が起きなくなります。
・株を売買するタイミングを見定めるための、基本知識がわかります。
チャートの見方の基本、まずは3つ覚えれば大丈夫
①ローソク足
②移動平均線
③出来高
チャートの中にある線や棒がこの3つです。この3つがわかればチャートがみれるようになります。
また、チャートを使って投資の判断(テクニカル分析といいます)をする際の基本にもなります。
①ローソク足とは株価の動きのや勢いがわかる
ローソク足とは、チャートにでてくる縦に伸びている棒です。これは株価が上がった、下がった 以外に
1.始値(はじめね)
2.終値(おわりね)
3.高値(たかね)
4.安値(やすね)
の4つがわかります。
【陽線と陰線について】
まず最初に、ローソクには白(青)や黒(赤)などの色がついていますね。
この2色はそれぞれ、陽線と陰線とよばれます。
いきなり難しい言葉がでてきて焦りますが、大丈夫です
陽線は、始値(始まった価格)より上昇して終わった線です。
陰線は、始値より下落して終わった線を表しています。
「今日上がった!」が陽線、「今日は下がった」が陰線という感じに、覚えておけば大丈夫です。
【実体とヒゲについて】
ローソクをよく見ると、長方形とその上下に線がくっついています。
これを実体とヒゲといいます。
実体は「始値」と「終値」をしめしています。
陽線であれば、下が始値で上が終値。
陰線であれば上が始値で下が終値となります。
そして実体の上下にくっついているヒゲとは、「高値」と「安値」をしめしてくれています。
始値から始まって、終値になるまでの間に1番上がった価格と、1番下がった価格をしめしています。
ここで、実際のチャートを見たときに、実体やヒゲに長いものや短いものがあります。
価格の動きの様子ということは、わかると思いますが、
ポイントは「実体は勢い」で「ヒゲは反動」ということです。
例えば、実体が長いということは、始値から終値まで差があるということですから勢いがあるということになります。
そして、勢いがあるということは、今後も上がる可能性が高いということになります。
「ぐーんと上がった」「ぐーんと下がった」と聞くと勢いがあるように聞こえますよね。
実体が短いということは、「ちょっと上がった」「ちょっと下がった」=勢いがないということです。
ローソク足には型や組み合わせで予測のシグナルがあって、内容が多いので別のブログで書いてみます。
ヒゲの場合では、ヒゲが長いということは、高値や安値から終値までの間に差があったということですから、反動があったということになります。
例えば、「買いたい人が多くてこの高値までいったけど、それ以上に売りたいの人の勢いがあったから終値がこの価格になった」といった感じです。
【ローソク足の種類】
ローソク足ですが期間によって種類があります。
基本的に「日足」「週足」「月足」の3つです。
「日足」とは1日ごとのローソク足のことで、1本のローソクが1日の株価になります。
「週足」なら1本のローソクが1週間の株価、「月足」なら1本のローソクが1カ月の株価になります。
チャートを見る時は、まず「日足チャート」を見ますが、「週足チャート」「月足チャート」なども選択して見ることができます。
この3つのチャートの違いは、ローソク足1本の期間が違うということです。
チャートにでてくるローソク足の基本的な説明をしましたが、まずはここをおさえておけば、チャートを見る時の最初の大きな一歩だと思います。
ローソク足には型や組み合わせで予測のシグナル がありますが、まずは基本的なことがわかって、チャートを見た時に「こう動いてローソクがこんな形になったんだな」とわかれば、だんだんチャートへの苦手意識が減ってくると思います。
私がそうでした(笑)
②移動平均線は株価の流れと、その期間で儲かっている人が多いかわかる
【移動平均線とは】
チャートをみると、ローソク足が並んでいて、それとは別に曲線がありますよね。これが移動平均線とよばれるものです。
移動平均線とは、ある一定期間の株価の平均値をだして、その値をつないでいった線のことをいいます。
初めて聞くとなんだか難しいですよね。私もよくわかりませんでした。
例えば、5日間の移動平均線なら1~5日目の平均値、2~6日目の平均値、3~7日目の平均値というふうに5日間ごとの株価の平均値をだしていって線でつないだものです。
つまり、上がったり、下がったりする株価の一定期間の平均値をだしていって、それを線でつないでるから、株価のおおまかな流れ(トレンド)がわかる線なんだということですね。
そして、ローソク足と移動平均線を組み合わせて何がわかるかというと、
もし終値が移動平均線より上にあれば、その期間に株を買ったひとは、儲かっている。
逆に終値が下にあれば負けているということです。
つまり、ここで投資家の心理が少しわかりますよね。
ただ、投資手法で考え方が異なるので、あくまで指標になります。
【移動平均線のパターンは3つ】
移動平均線には短期・中期・長期の3つがあります。チャートの中に2本もしくは3本ある色が違う線です。
使うチャートによって短期・中期・長期の期間が違ってきます。
例えば、日足チャートの場合、短期線は5日間、中期線は25日間、長期線は75日間となります。
使い方としては、「短期的(5日線)には下がってるけど、中期的(25日線)には上がっているから売るのはやめておこう」
というように売買する判断の役に立ちます。
ちなみに5日間というのは、マーケットがやっている月曜から金曜までの5日間のことらしいです。
昔はマーケットが土曜までだったので、短期線が6日間だったとか。
③けっこう大事! 出来高は投資家の注目度がわかる
チャートを見るとローソク足や移動平均線の下の方に棒グラフがありますよね。
これが出来高を示すグラフです。
出来高とは、ある一定期間に株の取引き(売買)が成立した数量のことです。
「売買高」とも言うらしいですが、一般的には「出来高」と呼ばれます。
買いたい人と、売りたい人がたくさんいて売買が成立した量が多ければ、出来高が上がります。つまり、投資家の注目度が高いというこです。
【株価と出来高の関係】
出来高の意味がわかると、株価との関係が気になりますよね。簡単に説明しますと、
注目度が高くて、買いたい人が多くなってくれば、出来高が増えていき、株価が上がっていきます。そうして、
注目度がピークに達して高値をつけたあと、注目度がうすれてくれば、出来高も減って、株価も下がる傾向になります。
もっと具体的に、どんなふうに使うかというと、
例えば、株価が上がってきて、かつ出来高(注目度)も増え始めてきたら、「さらに株価が上がりそうだから買おう!」
といった感じです。
他には、株価が低迷している時期に、出来高が上がった場合、
①どこかと提携した!
②何かの特許をとった!
③決算で業績がよかった!
などの何か好材料がでた可能性があります。
その場合は、「さらに株価が上がりそうだなぁ」といった感じで使います。
ここでの好材料は、急に出来高が上がったなと思ったら、すぐにネットで調べてみるといいですよ。
株を売買する際には、チャートを見つつ出来高の増減も一緒にチェックしましょう!
まとめ
チャートの見方の基本3つについて説明しました。
①ローソク足
②移動平均線
③出来高
まずは、この3つだけを覚えれば、初めてチャートを見た時の「難しそう!」っていうイメージが変わると思います。
そして、この3つを覚えたら次のステップに進みやすくなります。
例えば、「ゴールデンクロス」「デッドクロス」「チャートパターン」「テクニカル分析」なんて言葉を聞くと思いますが、この基本の3つを理解していれば、次のステップを理解するハードルが下がると思います。
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